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知っておきたい女子女性の日常に潜むグロテスク『少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて』『それはデートでもトキメキでもセックスでもない』
¥2,037
『少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて』 佐々木 くみ x エマニュエル・アルノー / イーストプレス 「あなたも悪いのよ、わかってる?」──つまり、痴漢から誰も私を助けてくれない。これが今、12歳の女子中学生である私の生活。痴漢と対峙するのは、いつもひとりだ。12歳の少女クミは、6年間、通学する山手線で毎日のように痴漢被害に遭い続ける。止まらない暴力、無理解な大人たちが、少女の絶望を加速させる。 【著者紹介】 佐々木くみ(ささき・くみ) 執筆家、イラストレーター。東京生まれの30代(出版当時)。フランス在住10年を超す。2017年10月に、エマニュエル・アルノーと共著で自らの体験をつづった『Tchikan(痴漢)』をフランスで出版。イラストも手掛けた。 それはデートでもトキメキでもセックスでもない ロビン・ワーショウ / イーストプレス レイプ被害者 の84%が加害者と知り合いだった──被害の統計資料、被害者インタビュー、男性たちの話、専門家アドバイス、法廷闘争まで、「顔見知りによるレイプ被害」について知るべきすべてを記す。1988年に刊行し、現在でも版を重ねて読み継がれる性被害の真実を語る世界的ロングセラーの名著が待望の邦訳。 【著者紹介】ロビン・ワーショウ Robin Warshaw 社会、医療、健康問題の分野で執筆活動を行う著述家。全米作家協会、全米ジャーナリスト・作家協会(ASJA)、ヘルスケア・ジャーナリスト協会会員。2018年、患者から医師に向けられる人種差別に関する執筆記事 “when the target of bias is the doctor” でASJA賞を受賞。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日米の『怒れる女たち』『表現する女たち』!
¥2,640
SOLD OUT
『怒れる女たち』 アンドレア・ジュノー 他編 / 第三書館 サンフランシスコを拠点に十年間不定期刊行され、日本で「今世紀最大のネタ本」と囁かれてきた『RE/SEARCH』企画「怒れる女たち」の全訳。この時代この地球上における不平等を最も鋭くかつ詩的に批判してきた女性パフォーマンス・アーティスト15人への直撃インタヴュー集。 『表現する女たち−私を生きるために私は創造する』 三木 草子 他編 / 第三書館 本書は京都精華大学総合講座「女性と芸術」から生まれた。おそらく日本で初めてのこの講座は、フェミニストの視点で芸術を再評価する作業と、アーティスト自身が個人史と自らの芸術について語る講義を中心に展開された。学生たちは「芸術」にたいする固定観念から解き放たれ、新鮮な発見に喜びを感じた。本書はこの授業の一端を紹介するものである。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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女子女性同士の愛のかたち『スージー・ブライトのレズビアン作法』『スピン』
¥1,606
『スージー・ブライトのレズビアン作法』 スージー・ブライト / 第三書館 アメリカきってのレズビアン・エキスパートが描く、レズvsヘテロ論戦、ディルド(張型)論争から性愛技術の細微まで。単なる興味本位で見られ語られてきた女性同士の愛のかたちを極めて具体的かつ実践的に明らかにして全米をおどろかせたベストセラー。フェミニズムとレスビアンの関係についてもはっきり発言。 【著者紹介】スージー・ブライト Susie Bright レズビアン雑誌『オン・アワ・バックス』を創刊、1984年から1990年まで編集者として携わり、その大胆であからさまな描写で世間をあっと言わせた。彼女は、レズビアンのセクシュアリティについて書くことで検閲官や風俗取締官らに対し公然と立ち向かった。また、『ベスト・アメリカン・エロチカ』(サイモン&シュスター、1993年‐1999年)シリーズの編集者であり、『ヘロチカ』選集シリーズ(ダウン・ゼア・プレス)の創始者でもある(刊行当時)。 『スピン』 ティリー・ウォルデン(著)・有澤真庭(訳) / 河出書房新社 あの頃、わたしにはスケートの才能があった。それが煩わしかった。そして、ひそかに女の人に恋をした。何度も何度も。わずか22歳にしてイグナッツ賞&ブロークンフロンティア賞受賞、アイズナー賞候補!グラッフィック・ノベル界を震撼させた新たな才能が描く、スケートと同性への恋に目覚め、喜び、泣いた、ひとりの少女の青春メモワール。コミック界、YA界、LGBTコミュニティから絶賛され、アマゾンやパブッリシャーズ・ウィークリー、ニューヨーク公共図書館等の月間・年間ベストに選出。 【著者紹介】ティリー・ウォルデン Tillie Walden 漫画家、イラストレーター。アメリカ・ニュージャージー州生まれ。5歳から17歳までフィギュアとシンクロナイズドスケートの競技を続け、ヴァーモント州のコミック専門学校センター・フォー・カートゥーン・スタディーズ(CCS)に進学。同年ロンドンの出版社エイブリー・ヒルよりデビュー。女子女性の機微を描いて最優秀漫画賞イグナッツ賞、ブロークンフロンティア賞を受賞。漫画のアカデミー賞であるアイズナー賞候補選出。著者ウェブサイト tilliewalden.com *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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戦争を生き抜いた女子女性たちの物語『わたしの終戦記念日』『戦争花嫁』『ゆるしへの道 ルワンダ虐殺から射してくる、ひとすじの光』
¥2,268
『わたしの終戦記念日』 瀬谷 道子 / 新水社 10年の敗戦65年にあたり、第一線で活躍する著名な12人の女性の方々に「戦争」とともに生きた日々と、平和への思いを語っていただいた。そこには死と隣り合わせにありながらも知恵と工夫を駆使し、柔軟に、たくましく生き抜いく女たちの姿があった。 【著者紹介】瀬谷 道子 1947年生まれ。1967年九州団地新聞を皮切りに新聞記者歴約30年。全国商工新聞編集局元次長。現在、女性誌「ウイメンズ・ステージ」編集長。1979年ルポルタージュ「いま、子どもたちは」で日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞、日本機関紙協会第1回ルポルタージュコンクール特選受賞。 『戦争花嫁』 林 かおり、田村 恵子、高津 文美子 / 芙蓉書房出版 占領軍兵士と結婚し異国へ渡った日本人女性は5万人とも10万人ともいわれる。世間から白眼視され、親を棄ててまで新天地に飛び出した彼女たちを待っていたものは…? 【著者紹介】林かおり 1953年富山県高岡市生まれ。カリフォルニア州在住。カリフォルニア州立大学にて修士号を取得(ジャーナリズム学部)。『読売新聞』(米国版)西海岸版通信員など在米の新聞社、ラジオ局で働く。米国のジャーナリズム・コンテストなど受賞多数。現在は、ノンフィクション作家として、執筆、講演活動のために日米を往復。『読売新聞』(米国版)、『朝日新聞』(衛星版)、『婦人公論』、『ロサンゼルス・タイムズ』、『北国新聞』、『富山新聞』などに寄稿。米国名誉学会(Honor Society for International Scholars)会員、日本移民学会会員。 【著者紹介】田村恵子 1955年大阪生まれ。オーストラリア・キャンベラ在住。文化人類学者。神戸女学院大学英文科を卒業後、渡豪。オーストラリア国立大学考古・人類学部でLitt.B,修士号及び博士号を取得。フリーの通訳者を経て、2000年にオーストラリア国立大学博士研究員として勤務。現在、オーストラリア戦争記念館戦史部豪日研究プロジェクト上級調査員。アボリジニ文化や日豪関係を研究する。 【著者紹介】高津文美子 1968年福岡県生まれ。カリフォルニア州在住。西南学院大学文学部卒業。学生時代にカナダのウエスタン・オンタリオ州立大学に留学。日本に帰国し卒業後、再びカナダ・マニトバ州立大学に留学。カリフォルニア州立大学サクラメント校にて文化人類学修士号を取得。カナダ・アメリカで日本語学校教師、通訳、留学カウンセラー、日本で高校教師、英語会話講師、塾講師を経て、現在はカリフォルニア大学デイビス校にてリサーチアシスタント(刊行当時)。 『ゆるしへの道−ルワンダ虐殺から射してくる、ひとすじの光』 イマキュレー・イリバギザ、原田 葉子(訳) / 女子パウロ会 小さなトイレに身を隠して百日間。ルワンダの大虐殺をひとりの若い女性が奇跡的に生き延びた。家族や友人を失い、絶望の淵で見つけた生きる意味とは? 【著者紹介】イリバギザ・イマキュレー ルワンダで生まれ、ルワンダ国立大学で電子機械工学を学ぶ。1994年の大虐殺で、家族のほとんどを失う。その4年後、アメリカに移住し、ニューヨークの国連本部で働き始める。現在は、講演者、著述家として活躍。2007年に、“『生かされて』基金”を設立し、ルワンダの孤児たちを支援している。ノートルダム大学とセント・ジョーンズ大学から名誉博士号を授与される。2007年に和解と平和のためのマハトマ・ガンディー国際賞を受賞。 【翻訳者紹介】原田葉子 フランスで生まれ幼少期を過ごし、1990年に上智大学外国語学部を卒業。東京芸術大学大学院美術研究科で美学を専攻し、現在、宇都宮大学、東京工芸大学で非常勤講師をつとめる(刊行当時)。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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イラン女性の抑圧の苦しみと差別が交雑する南アフリカの男女『古鏡の沈黙』『ナディン・ゴーディマが描いた南アフリカ社会』
¥2,112
『古鏡の沈黙』 ジャーレ / 未知谷 ミシンが文明開化であったイラン近代化の黎明期、誰にも見せられず本に挟まれていたある女性の詩に当時のイラン女性の苦しみと抑圧が明かされる。フェミニズムに興味のある方、必読の詩篇。 【著者紹介】ジャーレ Zhale 1884年、イランの政治と文学において長年重要な地位を占めたガーエムマーガム一門に生まれ、当時のイラン女性としては珍しく教育を受ける機会を得る。16歳の時、家族の望みで40歳代の男性と結婚。自らの境遇を社会的・宗教的な制約によるものと分析しつつ、嘆きの詩を書いた。彼女の詩はイランの文学史上、女性によって書かれた最初の、個人的感情を詠ったものである。「ジャーレ」は雅号。本名アーラム=タージ・ガーエムマガーミー 。 【編者紹介】ザフラー・ターヘリー・ハギーギー Zahra Taheri Haghighi イラン、シーラーズ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了。文学博士。2002年10月、東京外国語大学南・西アジア課程客員教授として来日、2010年7月まで在日。現在はオーストラリア国立大学アラブ・イスラーム研究センターに在籍。ペルシア文学、なかでも女性の文学に焦点をあてた研究を続けている。 【翻訳者紹介】鈴木珠里 東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。文学修士。イラン現代詩を研究、翻訳するかたわら、中央大学総合政策学部・大東文化大学国際関係学部・外務省研修所の非常勤講師としてペルシア語を教える。定期的に、ペルシア語教室「ヘディーエ」を開催。 【翻訳者紹介】中村菜穂 東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程在籍(刊行当時)。 『ナディン・ゴーディマが描いた南アフリカ社会』 坂本 利子 / 第三書館 ノーベル文学賞(1991年)受賞の白人女性作家として著名なナディン・ゴーディマが生涯を通じて追求し描き続けた、人種差別と男女差別と異文化交雑する南アフリカ社会の中に生きる女と男の姿を通して見えてくるものがある。 【著者紹介】坂本 利子 立命館大学産業社会学部教授。1951年生まれ。1997年英国エセックス大学にて修士号(比較文化研究)取得。2001年ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院にて博士号(アフリカ研究)取得。2000年から3年間立命館アジア太平洋大学で教鞭をとり、2003年より現職。立命館アジア太平洋大学と立命館大学において、国内学生と国際学生、あるいは海外の大学生との多文化間共修授業実践に携わる。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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朝鮮時代と現代の韓国女性の物語『他人のふたご 輸出ベイビーたちの奇跡の物語』『師任堂のすべて 朝鮮時代に輝いた女性芸術家』
¥2,625
『他人のふたご−輸出ベイビーたちの奇跡の物語』 アナイス・ボルディエ、 サマンサ・ファターマン / 太田出版 YouTubeで見つけたわたしにそっくりの女性は生き別れたふたごだった——韓国で生まれてすぐにアメリカとフランスへ。ふたごであることを知らぬまま、25年ぶりに奇跡の再会を果たす。養子ビジネス、ふたごの最新研究までを追った驚愕のドキュメンタリー。 【著者紹介】アナイス・ボルディエ(Anaïs Bordier) ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジを卒業後、ジェラールダレルのデザイナーとなる。パリ在住。 【著者紹介】サマンサ・ファターマン(Samantha Futerman) ロサンゼルス在住の女優。出演作に〈SAYURI〉〈21オーバー/最初の二日酔い〉など。 【翻訳者紹介】羽田詩津子 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒。訳書に『猫的感覚』ジョン・ブラッドショー(早川書房)、『毒親の棄て方』スーザン・フォワード(新潮社)、『奇跡の猫ビリー』ルイーズ・ブース(竹書房)など多数。 『師任堂のすべて 朝鮮時代に輝いた女性芸術家』 劉 禎恩 / キネマ旬報 韓国で視聴率50%を記録したドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』以来13年ぶりにイ・ヨンエが主演し大人気を博したドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』。男性中心社会の朝鮮時代に師任堂は学問に親しみ芸術的技能を研鑽しました。「良妻賢母」「儒学者・栗谷李珥の母」に止まらない「人間・師任堂」の真の姿を追って、師任堂の研究家が糸を手繰るように師任堂の生い立ちと彼女の芸術をわかりやすく解説した1冊です。 【著者紹介】劉 禎恩 江原大学校哲学科にて「師任堂の『草虫図』に見る芸術哲学研究」で修士号、「師任堂芸術哲学研究」で博士号取得。韓国の哲学と女性哲学、中でも朝鮮時代の女性の社会的地位の変化に関心を抱いている。16世紀から本格的に制度が固まり、次第に劣弱な存在となってしまった女性の人生について研究を続けており、特に女性の地位が変化する中にあって、輝きを放っていた代表的な女性、申師任堂の芸術的エネルギーと人生に焦点を当てている。江原大学校、韓国放送通信大学校講師(刊行当時)。 【翻訳者紹介】青島 昌子 ライター、翻訳家。韓国・東国大学校国文科卒業。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日本の女性史3 女子学生をめぐるあたりまえのようですごくむずかしい物語『セーラー服と女学生 100年ずっと愛されたその秘密』『少女のスカートはよくゆれる』『最下層女子校生 無関心社会の罪』『少女たちの性はなぜ空虚になったか』
¥2,667
『セーラー服と女学生−100年ずっと愛された、その秘密』 内田 静枝 / 河出書房新社 セーラー服はなぜ、日本で女学生服として定着し100年もの間、愛されているのか? セーラー服を愛し、描き、研究するトップランナーが多数登場、その秘密と魅力に迫る、初めての1冊! 【著者紹介】内田 静枝 玉川大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、弥生美術館学芸員。編著に『少女時代によろしく』『長澤節』『水森亜土』など多数。 『少女のスカートはよくゆれる』 岡藤 真依 / 太田出版 恋をして、キスをして、セックスをする。あたりまえのようですごくむずかしい。幼児期のトラウマを抱えてなかなかセックスに踏み込めない女の子。脳性マヒだけど普通に恋愛をしたい女の子。彼女たちにとって、恋をしてキスをしてセックスをするという「ステップ」を踏むことは当たり前のものではない。さまざまな悩みを抱えた女性たちの「性」を、気鋭・岡藤真依が丁寧に紡ぐ。 【著者紹介】岡藤 真依 兵庫県神戸市生まれ。乙女座。B型。漫画家、イラストレーター。思春期の少年少女の、未完成な性をモチーフとした作風で注目を集める。京都精華大学芸術学科卒業。 『最下層女子校生 無関心社会の罪』 橘 ジュン / 小学館 闇を彷徨い苦悶する女子たちの実像に迫る! 10代20代の若年女子を巡る状況は厳しいものがある。精神的、肉体的虐待に父親による性的虐待。そして、一見すると何の問題があるようにも見えない女子が過剰な期待をかけられて「教育虐待」に悩んでいる。 さらには、貧困や学校でのイジメなどで苦しみ、自殺などの自傷行為を繰り返し、自己承認欲求のために、また食べるためにカラダを売っているという現実がある。 【著者紹介】橘 ジュン 千葉県出身。ライター。『VOICESマガジン』編集長。「アウトロー的」な生き方をしていた18歳のときに、雑誌の取材を受けたことをきっかけにルポ執筆などの活動を始める。2006年にフリーペーパー『VOICES』を創刊。悩める少女たちを中心に3000人を越える声を聞き、伝え続けてきた。2009年に、NPO法人『BONDプロジェクト』を設立。全国を飛び回っている。 『少女たちの性はなぜ空虚になったか』 高崎 真規子 / NHK出版 今、少女たちはあふれる性情報に右往左往し、セックスは思春期の不安や焦燥からの逃げ場、価値や意味を見出せない「行為」になりさがっている。戦後、女(と男)の「性」、家や社会の旧弊や管理から自立し、もっと実り豊かな果実を産むはずではなかったか。この30年の「性意識」の嘘と真実、その変容と挫折をたどる。 【著者紹介】高崎 真規子 ノンフィクション・ライター。二松学舎大学卒業後、音楽プロダクション入社。体当たり取材による体験記や人物論、女性の問題などを、『週刊文春』『CREA』『AERA』などの雑誌に発表。著書に『やっぱり結婚』、共著に別冊宝島『セックスというお仕事』『それぞれの離婚』など。朝日ジャーナル・ノンフィクション大賞佳作受賞(1988) *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日本の女性史2 日本の女子女性の美意識『盛りの誕生 女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』『ブスがなくなる日』『明治美人論 メディアは女性をどう変えたか』
¥2,464
盛りの誕生—女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識 久保 友香 / 太田出版 女の子の目はなぜ異常なほど大きいのか?ルーズソックス、日焼けした肌に茶髪、ヤマンバ、デカ目、インスタ映え……。日本の女の子たちは、自らのビジュアルを「盛る」ことで特殊なコミュニケーションを行ってきた。それは、デジタルテクノロジーの発展と共に、リアル空間からプリクラやSNSといったバーチャル空間にまで広がりを見せている。この「盛り」とは、いつから行われ、どのように生まれたのか。 【著者紹介】久保友香 東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など歴任。日本の視覚文化の工学的な分析や、シンデレラテクノロジーの研究に従事。2008年『3DCGによる浮世絵構図への変換法』でFIT船井ベストペーパー賞受賞。 ブスがなくなる日−主婦の友新書 山本 桂子 / 主婦の友社 なぜ、ブスは街から激減したのか?女性たちはどうブスを克服したのか?その背後にある男女の意識や価値観の変化、女の戦い、時代の移り変わりを現代的な視点から語る、問題の新書。 【著書紹介】山本桂子 東京生まれ。カネボウ化粧品本部商品開発室に4年間勤務の後、27歳よりフリーの美容ライターとして活動。女性ファッション誌を中心に幅広く活躍中。2001年、資生堂企業文化部主催による化粧文化研究会に所属。著書に『お化粧しないは不良のはじまり』(講談社)がある。 明治美人論 メディアは女性をどう変えたか 佐伯 順子 / NHK出版 絵葉書となり、流した浮名に庶民が興味津々の芸者・栄龍。鹿鳴館の貴婦人の一人でセレブ中のセレブ、侯爵夫人・鍋島栄子。美人コンテストで一等獲得。初の素人美人、女学生・末弘ヒロ子。彼女たちに代表される美人は、その容姿はもちろん、文明開化の気運がもたらした女性の地位、教育、ファッションなどの変革もあいまって、写真・出版メディアの注目を集めるに至った。 【著者紹介】佐伯順子 東京生まれ。1984年、学習院大学文学部史学科卒業。89年、東京大学大学院博士課程比較文学比較文化専攻満期退学(1992年学術博士)。その後、帝塚山学院大学教授、国際日本文化研究センター客員助教授等を経て、2002年より同志社大学大学院教授。チュラーロンコーン大学招聘教授(2007年)、ベルリン自由大学客員研究員(2010‐11年)。専攻は比較文化史。主な著書に『「色」と「愛」の比較文化史』(岩波書店、サントリー学芸賞、山崎賞受賞)など多数。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日本の女性史1 女子女性を振り回す『夢みる教養 文系女性のための知的生き方史』『現代女の一生』『舞台の上のジャポニスム−演じられた幻想の日本女性』『性と柔 女子柔道史から問う』
¥3,014
『夢みる教養 文系女性のための知的生き方史』 著者:小平 麻衣子 発行:河出書房新社 【内容紹介】 女性にとって「教養」とは何か。深い知識や理解力から、読んでおくべき本のセット、洗練された趣味やふるまい、だれでも知っているべき一般常識にいたるまで、都合よく曖昧に使われてきた語「教養」。そこには、それぞれの時代に求められる女性像が投影されてもきた。大正人格主義から、通俗小説の中の「教養」、“文学少女”と雑誌投稿、戦後文学部の“女性化”、カルチャーセンター通いや“自分磨き”まで―。「教養」という言葉に折りたたまれた歴史的経緯をたどりながら、前向きに学ぶ女性たちを振り回す、実現しない夢の構造を解き明かす。 【著者紹介】小平麻衣子 1968年生まれ。慶應義塾大学教授。日本近代文学におけるジェンダー/セクシュアリティを、さまざまなメディアや文化の広がりのなかで分析している。『女が女を演じる――文学・欲望・消費』など。 『現代女の一生』 著者:関沢 まゆみ 発行:NHK出版 【内容紹介】 誕生に始まり、初潮、結婚、そして死を迎えるまで女たちは一生の節目を迎えるたびに儀礼を重ね、知恵と人間らしさを育んできた。「個人化」「私事化」が進む中、その儀礼はどのような変容・変遷をたどって今に至ったのだろうか。気鋭の女性民俗学者が描く人生儀礼にみる「女の一生」。 【著者紹介】関沢まゆみ 東京女子大学文理学部史学科卒業。筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了。東京学芸大学、筑波大学等の非常勤講師を経て、現在、国立歴史民俗博物館准教授・総合研究大学院大学准教授。博士(文学)筑波大学。専門は民俗学で社会・信仰・儀礼に関する民俗学的研究。 『舞台の上のジャポニスム−演じられた幻想の日本女性』 著書:馬渕 明子 発行:NHK出版 【内容紹介】 世紀末パリ、オペラ座で演じられたNIPPONとは?なぜ日本人は好んで描かれたのか? なぜ芸者なのか? なぜサムライなのか?──いまだに続くステレオタイプな日本像の淵源を、世紀末パリで上演された演劇を素材に考察。日本文化の高い影響力という通説を問い直し、ジャポニスム像を一新する! 【著者紹介】馬渕 明子 国立西洋美術館長。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院博士課程、パリ第四大学大学院博士課程で美術史を学ぶ。国立西洋美術館主任研究官、日本女子大学教授等を経て、2013年より現職。専門は西洋美術史。著書『美のヤヌスーテオフィール・トレと19世紀美術批評』(スカイドア)でサントリー学芸賞、『ジャポニスム幻想の日本』(ブリュッケ)でジャポニスム学会賞受賞。その他、『NHKオルセー美術館 2』『世界美術大全集 西洋編 第21巻』など編著書多数。文化審議会会長、日本サッカー協会副会長でもある。 『性と柔 女子柔道史から問う』 著者:溝口 紀子 発行:河出書房新社 【内容紹介】 バルセロナ五輪柔道銀メダリストにして気鋭のスポーツ社会学者が、女性史と柔道史をロジカルにかけあわせる。不祥事が相次ぐ柔道界、その根にある古びた性差を歴史の縦軸から解き明かす。 【著者紹介】溝口紀子 1971年生まれ。スポーツ社会学者。92年、バルセロナオリンピック女子柔道52kg級銀メダリスト。2002~04年、日本人女性初のフランス代表柔道チームコーチを務め、現在は静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科准教授。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。 *現在の見込みの発送予定日2週間程度。
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変化していく家族の問題を読み解く『愛・性・家族−ジェンダーで読む』 『セルフネグレクトと父親−虐待と自己放棄のはざまで』『遊び・会話・家事で今こそ家族のコミュニケーション力アップ』
¥2,958
『愛・性・家族−ジェンダーで読む』 岩淵 宏子 他編 / 東京堂出版 純愛・性愛・家族そして性暴力という視角から、近現代小説の象徴的な場面を読み解く、斬新でスリリングな一冊。 【著者紹介】岩淵宏子 日本女子大学大学院文学研究科修士課程修了。城西国際大学大学院客員教授。 『セルフネグレクトと父親−虐待と自己放棄のはざまで』 石川 瞭子 / 青弓社 「ゴミ屋敷」「日常生活の破綻」——徐々に自身を社会的に殺し、身体をみずから破壊するセルフネグレクト。その原因は、失業などの喪失体験、対人関係の破綻、酒やギャンブルなどへの逃避、危険で過重な労働、極度のストレスなどがある。その結果、不衛生な住環境、最低限の栄養や水分も補給しないで健康を放棄する、などの「自己放棄」が起きる。 【著者紹介】石川瞭子 元・聖隷クリストファー大学社会福祉学部教授、博士(社会福祉学)、臨床心理士。専攻は社会福祉学。著書に『不登校から脱出する方法』(青弓社)、『子どもの性虐待』(誠信書房)、編著書に『サイレントマザー』『不登校を解決する条件』『スクールソーシャルワークの実践方法』(いずれも青弓社)、『性虐待をふせぐ』(誠信書房)、『性虐待の未然防止』(至文堂)、『おもしろ社会福祉』(八千代出版)、共編著に『児童・生徒の心と体の危機管理』(青弓社)ほか。 『遊び・会話・家事で今こそ家族のコミュニケーション力アップ』 司馬 理英子 / 主婦の友社 コロナで家庭が一変。在宅勤務、休校で家族が家に閉じこもり、問題発生。トラブルを防ぎ絆を深めるコミュ力アップ法を丁寧解説。 【著者紹介】司馬理英子 医学博士。岡山大学医学部、同大学院卒業。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を積む。1997年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を刊行。ADHDをはじめて日本に本格的に紹介した同書はベストセラーとなる。同年帰国し、東京都武蔵野市に発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院。子どもと大人の女性の治療を行っている。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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こどもを包む光と闇の物語『楽しき哀しき昭和の子ども史』『日本の子守唄 命と愛のメッセージ』『コドモノクニ』
¥2,667
『楽しき哀しき昭和の子ども史』 小泉 和子 / 河出書房新社 新たな視点で語られる「昭和の子ども史」。「楽しいこと」「哀しいこと」を豊富な図版で詳説。語られてこなかった「身売り」「もらい子殺し」「人さらい」にも言及。一級資料としても貴重! 【著者紹介】小泉和子 東京生まれ。登録有形文化財昭和のくらし博物館館長。NPO法人昭和のくらし博物館理事長。重要文化財熊谷家住宅館長。家具道具室内史学会会長・工学博士。家具室内意匠史及び生活史研究家。 『日本の子守唄−命と愛のメッセージ』 西舘 好子 / 游学社 「ねんねんころり」のふるさとへ—おかあさんたちが歌い継いできた子守唄という宝物。 【著者紹介】西舘好子 東京市浅草区鳥越のかもじ職人の次女として生まれる。大妻高等学校卒業後、電通勤務。61年、井上ひさし氏と結婚。83年、劇団「こまつ座」を結成、座長兼プロデューサーとして劇団を運営。86年、井上ひさし氏と離婚。その後、株式会社「リブ・フレッシュ」を設立。89年に劇団「みなと座」を立ち上げる。現在は、NPO法人「日本子守唄協会」の理事長をはじめ、社団法人「日本民族音楽協会」副理事長、遠野市文化顧問などを務め、講演会・イベント・シンポジウムなどを開催し、“親と子の絆”“子育て支援”などに資するために精力的に活動中。 『コドモノクニ』 長野 まゆみ / 河出書房新社 逃げ出した小鳥のピッピ。迷い込んできた九官鳥のQちゃん。冬じゅう詰め襟の袖口から濃緑色のセーターをのぞかせていた同級生の浦くん・・・。記憶の宝石箱からとりだした“わたし”の物語。 【著者紹介】長野まゆみ 東京都生まれ。88年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞し、デビュー。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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女子女性を操る『悪の進化論』『万引きの文化史』
¥1,743
『悪の進化論』 バーバラ・オークレイ / イーストプレス DNAに命じられるままの「嘘」や「殺人」に、“悪意”は介在しない?「悪」のシステムがついに解明される―!姉は母の恋人を寝取り、献身的な愛から冷笑しつつ身をひるがえし、果ては男友達の眼前で変死を遂げた。彼女の邪悪性は3歳でかかったポリオの後遺症による「DNAの凶変異」が原因ではと疑い、科学的探求を始める著者。美しき悪魔、姉キャロリンが遺した日記は、いったい何を語るのか…。―「悪」を罪や道徳の概念から切り離して遺伝学・脳科学で徹底検証、ブログなどで一大論議を巻き起こした前作『悪の遺伝子』につづく「完結編」。姉をあやつった恐るべき運命の真相がついに明かされる。 【著者紹介】バーバラ・オークレイ Barbara Oakley ミシガン州オークランド大工学部准教授。高校卒業後に陸軍でロシア語を学び、ワシントン大学でスラブ語派とスラブ文学の学位を取得。ベーリング海のソ連漁船に通訳として乗り組み、南極で無線技師を務め、陸軍では兵卒から大尉にまで昇進。世界最大のバイオエンジニアリング学会の副会長でありシステム工学の学位も有する。 『万引きの文化史』 レイチェル・シュタイア (著)・黒川 由美 (訳)/ 太田出版 なぜ人は万引きをするのか?その歴史は16世紀のロンドンで始まった。著者はウィノナ・ライダーの万引きに興味を持って、万引きの歴史から文学史・病理学・社会学まで調べ始めた。世界各国に飛び火している、万引きを煽る反資本主義運動『ジョマンゴ』の活動家にも体当たり取材を敢行。 【著書紹介】レイチェル・シュタイア Rachel Shteir イリノイ州シカゴのデポール大学演劇学部の準教授および美術学士課程の「批評および劇作法」の主任を務める。〈ニューヨーク・タイムズ〉〈ガーディアン〉〈シカゴ・マガジンズ〉など多くの新聞や雑誌に寄稿。著書にジョージ・フリードリー記念賞を受賞したStriptease: Untold History Of The Girlie Show、Gypsy: The Art Of The Teaseがある。 【翻訳者紹介】黒川 由美 黒川由美(くろかわ・ゆみ) 翻訳家。津田塾大学英文学科卒。主な訳書に『イーティング・アニマル』ジョナサン・サフラン・フォア(東洋書林)、『トラウマと解離症状の治療』サンドラ・ポールセン(東京書籍)、『バナナの世界史』ダン・コッペル(太田出版)。他多数。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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女子女性を救う秘密の力『バロックの聖女−聖性と魔性のゆらぎ』『媚薬−エクスタシーと快楽のドラッグ』
¥2,919
SOLD OUT
バロックの聖女−聖性と魔性のゆらぎ 竹下 節子 / 工作舎 本書は、聖女たちや聖女になり損ねた女たちを通して、いわゆる宗教や教義を超えた「聖性」指向の生む力の秘密に迫ってみようとしたものだ。健康で清潔でまっとうな生き方でなくても、病気で異常で過剰で危険な生き方にだって、それぞれの救いに達する権利がある。 【竹下節子】著者紹介 1976年東京大学比較文学比較文化修士課程修了。以後パリ大学、高等研究所でカトリック史、エゾテリスム史を専攻。比較神秘思想を感性、知性、霊性の統合的な観点から研究し、魂の癒しの可能性を今日的なメッセージとして発信する。パリでは執筆活動、教育活動とともに、国際交流サロンを主宰してアーティストを支援するかたわら、みずからも室内楽アンサンブルのメンバーとして演奏活動を続けている。著書は『パリのマリア』『ヨーロッパの死者の書』『聖女伝』『ローマ法王』(以上筑摩書房)、『奇跡の泉ルルド』(NTT出版)、『ジャンヌ・ダルク』『聖母マリア』(以上講談社)、『聖者の宇宙』(青土社)、『さよならノストラダムス』『カルトか宗教か』『不思議の国サウジアラビア』『テロリズムの彼方へ、我らを導くものは何か』(以上文芸春秋)、『からくり人形の夢』(岩波書店)など多数におよぶ。 媚薬−エクスタシーと快楽のドラッグ クラウディア・ミュラー・エーベリング 著・西田博美 訳 / 第三書館 不思議な力を秘めた植物(ハーブ)媚薬のすべて。その歴史、文化から効果・使用法まで神聖なる愛の魔術を明らかにする。媚薬は性欲を増進するだけでなく性的快感までも変化させる。本書はそれを「未開人の迷信」として片づけることなく各文化圏でどう使われてきたかを詳述する。 【著者紹介】クラウディア・ミュラー・エベリング ClaudiaMüller-Ebeling ドイツのハンブルク在住の人類学者、美術史家。夫のクリスチャン・レッチュらと一緒にシャーマニック薬法、民族医薬、民族幻覚剤に関する多くの著作を共著。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日本の女性史4 日本列島各地の女性の物語『いのちの自然 十年百年の個体から千年のサイクルへ』『農婦譚』
¥1,760
SOLD OUT
『いのちの自然−十年百年の個体から千年のサイクルへ』 森崎 和江 / アーツアンドクラフツ 植民地・朝鮮から引き揚げ、九州炭坑町で、自分とは何か、女として生きるとは何か、国家権力とは何かを問いつづけ闘った日々。さらに、異国で身を売って働く女性たち「からゆきさん」を訪ね、列島各地に残る「海人」「産小屋」などの民俗を明らかにする。20世紀後半から現在までで最も重要な詩人・思想家の全体像を、未公刊の詩30篇を含め一覧する。 【著者紹介】森崎和江 1927年、朝鮮大邱生まれ。44年、福岡県立女子専門学校(現・福岡女子大学)入学。47年卒業後、結核で佐賀療養所に入所。49年、丸山豊主宰の『母音』の同人となり詩を発表。58年、上野英信、谷川雁らとともに文化運動誌『サークル村』を創刊。59年、女性交流誌『無名通信』を創刊。60年、谷川雁が組織した大正行動隊に参加。63年、対馬へ取材、68年、招かれて韓国・慶州へ。その後、70~80年代は、沖縄や列島各地を取材する。 『農婦譚』 住井 すゑ / 筑波書林 農村を取り巻く人々の営みを時代と四季の移り変わりとともに、ひとりの少女の成長する姿をみずみずしく描き出します。 【著者紹介】住井 すゑ 1902年、奈良県に生まれる。大正デモクラシー興隆期に上京し、編集者(講談社)として仕事を始める。後に、農民文学者犬田卯氏と結婚し、19歳から文筆活動に入る。1954年には『夜あけ朝あけ』(新潮社)で毎日出版文化賞を受けている。多数の人々に読み続けられてきている『橋のない川』1部~7部(新潮社、8部未完)には、長く深い作家生活が結晶している。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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日本のジェンダー意識を探る『女と男の日本語辞典 上下』『学びあう女と男の日本史』
¥3,740
『女と男の日本語辞典 上下』 佐々木 瑞枝 / 東京堂出版 悪妻・うば桜・姦通など240語を収め,社会の変化に伴い変質しつつもなお性差が残る実態を小説や新聞などの用例を豊富に示し,日本語の中のジェンダー意識を探る。 【著者紹介】佐々木瑞枝 京都生まれ。山口大学教養部教授、横浜国立大学留学生センター教授を経て、現在、武蔵野大学文学部・大学院教授。専攻は日本語学、日本語教育学、日本文化論、異文化間コミュニケーション論。 『学びあう女と男の日本史』 歴史教育協議会 編 / 青木書店 子どもたちの“常識”をくつがえし、歴史学習を生き生きと性差はそれぞれの時代にどのような意味をもったのかを 具体的に理解するための素材をさまざまな形で提示する。 *バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。