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『ダーウィンの衝撃 文学における進化論』
著者:ジリアン・ビア
翻訳者:渡部ちあき、松井優子
発行:工作舎
【内容紹介】
『種の起源』は発表当時、一種の文学的テクストとして読まれた! ダーウィンが用いた隠喩、プロットを詳細に分析し、19世紀末英文学に与えた影響を克明に探る。ダーウィンの『種の起源』は、1859年に発表されるや、ベストセラーとなり、幅広い層の人々に衝撃をもたらした。この本は専門用語を用いず、いわば一種の物語作品として読むことができたからである。一方、ジョージ・エリオット、トマス・ハーディら、19世紀の英国の作家たちも進化論に多大な影響を受け、作品内にさまざまな形で取り込み、また反発もした。本書はダーウィンが用いた隠喩、プロットを分析し、彼が『種の起源』を書くうえで当時の文学から受けた影響、さらに進化思想が19世紀小説の構造に与えた影響などを克明に探っていく。ダーウィン研究、英文学研究の里程標となった名著。
【著者紹介】ジリアン・ビア / Gillian Beer
イギリスの文芸評論家・学者。オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジで英文学を学び、ロンドンのベッドフォード・カレッジとリバプール大学で教鞭を執った後、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジの研究員、クレア・ホールの学長、ケンブリッジ大学のキング・エドワード7世英語文学教授を歴任。1997年のブッカー賞の審査委員長。ヴィクトリア朝小説の形式とダーウィニズムの考え方、ヴァージニア・ウルフや文学・科学・その他の学問分野の関係について執筆。著書に『ダーウィンの陰謀』 (1983年)『コモン・グラウンド』(1996年)。
【翻訳者紹介】渡部ちあき
【翻訳者紹介】松井優子
青山学院大学 文学部英米文学科 教授。19世紀から21世紀にかけての英国の文学・文化が専門領域。
『ダーウィンの花園』
著者:ミア・アレン
翻訳者:羽田節子
発行:工作舎
【内容紹介】
進化論のダーウィンが生涯を通じて植物を愛し、その研究に多くの時間を費やしたことは意外に知られていない。植物と家族と友人との愛に恵まれた新しい素顔が見えてくる。
【著者紹介】ミア・アレン Mea Allen
園芸を専門とするイギリスの著述家。ダーウィンの植物研究をあつかった本書は世界の研究者、愛好家から幅広い支持をえている。著作はほかに『キュー植物園のフッカー父子』、『E・A・ボウルズとミドルトン・ハウスの庭園』など。
【翻訳者紹介】羽田節子
1944-2013。東京生まれ。1963年東京農工大学農学部卒業。生物学関係の翻訳執筆にたずさわる。 日高敏隆に師事し、共訳が多い。 1995年『キャプテン・クックの動物たち』で吉村証子記念日本科学読物賞受賞。日本の翻訳家、動物学者。 昆虫生理学専攻。
*バーゲンブックの選りすぐりセットです。出版社が読者との新たな出会いを求めて出庫したもので、古本とは異なり一度も読者の手に渡っていない新本です。
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